So-net無料ブログ作成

日比谷野外大音楽堂2015年9月27日 (その2) [ライブ]


(その1)の続きです。
第二部、17曲目の【生きている証】から、Wアンコールの【ファイティングマン】まで。
文章のみのライブレポートです。
SET LISTは(その1)に記載しております。

第二部は本編のなかの区切りなので、場外ではその違いもおよそ察することあたわず。
宮本御大のギター交換待ちなのかと簡単に考えていた。
あの幕間(まくあい)感は一部と二部の区切りだったのだと、後で知り納得。

(その3)のセットリストの分析で詳しく述べているが、
第二部は「月夜」を意識した「月」中心のセットリストであったと感じた。
そこから、シングルAサイド曲で畳みかける、本編のクライマックス。
新曲の【RAINBOW】はたしかにここ数作の作品傾向と比べても勢いのあるロックだ。
【ガストロンジャー】や【生命賛歌】はいつもクライマックスソング。

アンコールは友情ソングパート、それからシングル曲+真のアンコール。
29曲目の【ファイティングマン】を真のアンコールと呼ぶのは、
おそらくこの1曲だけが当日即興で決めるだろう言葉本来の意味のアンコールだと思うからだ。
実際、昼のリハーサルで練習されていた何曲かは演奏されなかった。

久しぶりにブログを更新したのですが、思った以上の閲覧数なので、
週刊更新にしようと考えていた(その2)と(その3)を本日中に見切り更新します。
もったいつけるほどのものではないし、ライブレポートは新鮮さも命であるので。
本人としては(その1)(その2)よりは(その3)がわりとよい切り口だと思っています。
(その1)(その2)のようなありきたりのライブレポは、もっと上手な方がおられます。
ただ、客観データを引いて、演者の意図をはかるレポートは案外に少ないような気が致します。
最近はTwitterやLINEのような「刹那」ぶり極まるメディアが花盛りで、
ブログや個人HPのような長文メディアは下火になりつつあるようです。
ただ、ファンブログのよさは、「キラーチューンを投下」とか「興奮の最高潮」とか、
その手の煽り文句を利用しないことだ。
音楽ライターと呼ばれる人たちが、請負仕事として「興味のないバンド」をレポートするそれは、
それはまあひどいものだからだ。
そういうことをしない一般ファンとして、きちんと敬愛をもって作品やバンドを見つめて、それを書いている、
その点だけくらいは、このブログのよさだと自負している。

見切り発車なので、拙いところは徐々に直します、お目こぼしください。


16.【生きている証】

第二部の幕開けは宮本の弾き語りから。
【生きている証】。
歌詞が怪しいところがとこどどころに。
細海さんのオルガンがバックに鳴るレア・バージョン。
オルガンが鳴っていると、通常バージョンよりはもう少し柔らかい印象。
「生きて<い>る証」と「い」をはっきり発音する。

17.【ワインディングロード】
あんがいに久しく聴いてなかったので、はじめ何の曲か迷う。
この曲も歌詞がところどころ怪しい。
「言い訳吹き飛ばして明日を目指していこう」歌詞を創作する。
「例えりゃ 一切合切だ」をすべて「言うなりゃ一切合切だ」と歌う。

18.【月夜の散歩】
第二部のハイライト的瞬間は意外にもここで訪れる。
【月夜の散歩】と【今宵の月のように】は、
一年でいちばん月が大きく見える「スーパームーン」に合せたのだろう。
1番を歌い終えたくらいから、だいぶ涙腺が緩んでいたようで、
間奏の口笛もうまく吹けない。
2番では完全に感極まって震え声に。
どうも佐久間(正英)さんを思い出してこらえなくなってしまったようだ。
伴奏のオルガンがまた、佐久間さんのことを思い出させたのだろう。
後半は建て直して終了。

場内の拍手がいつまでも鳴り止まない理由があとでわかる。
「佐久間さんのこと思い出しちゃって」というMCがあったらしい。

19.【今宵の月のように】
【今宵の月のように】の冒頭でも少し涙を引きずる
出だしを歌い直す。
「エブリバディかがやこうぜ」
ひとつ前の【月夜の散歩】と重なって、佐久間さんへの追悼の響きあった。
溌剌とした若々しい歌声。
実は、【月夜の散歩】【今宵】の選曲(連続演奏)は昨年と同じ。
もしかしたら、昨年の野音の同じコーナーも佐久間さんへの追悼だったのかもしれない。

20.【めんどくせえ】
「面倒くさいことも一番だいじなことで」云々から。
【めんどくせえ】。
初期エレファントカシマシの作風を色濃く感じさせるパンキッシュな楽曲。
深い意味や物語ではなく、エモーショナルな気持ちに寄り添った曲。
アルバムで言うと『Ⅱ』か『奴隷天国』にでも入ってそうなナンバー。
後半が演奏スピードがあがりカオティックになっていく。
歌詞の内容としては初期作品が抱えていた「無間地獄」的日常の憂鬱をひきついでいる。
【平成理想主義】のイントロとはまったく逆で
後半に行くほどカオスになって混沌に陥って終わる不思議な曲。

21.【化ケモノ青年】
グランジっぽいチューニングのギターが鳴って、
「おい、今夜は酒もってこい」と化ケモノ青年
これも月見タイムに合せて選曲された楽曲。
この曲はエレカシ版“Search And Destroy”[註1]である(名実ともに)
アパッチのような雄叫びあり。
拍手「ヘイッ」のかけ声が場内、場外ともに。
アウトロでタンバリンをもって鳴らす。

22.【ズレてる方がいい】
アカペラの「ああかりそめの夢でも」からはじまるズレてる方がいい
分厚い男臭い楽曲である。ぱっ沸き立つ。
わりと豪快に男臭く歌うがスキャットなどは少なめ。
そのため演奏の安定したよさが目立つ。
キャニオン時代の曲のように聞こえるぐらい、POPな雰囲気のある歌唱だった。

23.【ガストロンジャー】
わりと中盤あたりでの珍しい曲順での【ガストロンジャー】。
歌詞がわりとしどろもどろ。今回の野音ではいちばん皮肉っぽさが出ていた。
「さっき、いつも、自問自答の末、結論しました」
間奏でボーカルとキーボード、ボーカルとギターのコール&レスポンス。
「B.C.時代から同じこと言ってんだ」にわりとこだわる。
「おい行こうせ」「勝ちに行こうぜ」
「だから胸を張ってさ だから胸を張ってそうさ」は早口で。
「今日は本当どうもありがとう
 サンキューエブリバディ」

[ MC ]
新アルバムの発売告知
歌も3つ録らなければならないし。
怪我の功名でよい作品ができたと思います。
みんな、もう少し待っていてくれ。
オレが『RAINBOW』というタイトルのアルバムにしました。

「RAINBOW」が英語で格好いいんじゃないかと思いまして。
新録音が6~7曲だと思います。

24.【RAINBOW】
聞き取れた言葉の断片を書き出し
「暮れゆくまちのざわめきの中に立って」
「ココロを照らせ」
「悲しみも喜びもすべて抱きしめて駆け抜けたヒーロー
「それがオレさウソじゃないさ」
歌詞が聞き取れないところが半分以上。

25.【生命賛歌】
間髪入れず、テケテケと印象的なリフ。【生命賛歌】。
フェスやライブハウスのそれとは違う野音ならではの生命賛歌。
【生命賛歌】も日比谷野音がとても似合う曲だと今回再確認。
今年は恒例の【武蔵野】セットリストになかったかわりということもあるが、
この歌には地霊や御霊にあてた魂鎮めの意味があるように思った。
第一部・第二部の本編がここで終了。

アンコール

26.【星の降るような夜に】
「歩いて行こうぜっていうような歌です。」
コーラス付きの【星の降るような夜に】。
「エビバディ、もう夜になっちまったな」
「どうする? もう煙草も切れたぜ」
今回の野音の特集アルバムは『Ⅱ』と『東京の空』だったようだ。
だとするなら【星の降るような夜に】のこの曲順はすごくベストな位置。

27.【友達がいるのさ】
「おい、東京中の……」と続けて【友達がいるのさ】。
2曲とも同じテーマを持った心温かい作品だ。
「東京」、「友達」、「徒歩」、「明日」。
両曲ともわりと困難やトラブルのなかで産まれた名曲。
「あいつらがいるから」に力がこもっていた。
この曲は初披露が2004年の日比谷野音ということもあり、
野音のテーマ曲みたいなところがある。
自分の中では、エレカシファンのための曲だと感じている。
シングルとしてはそれほど売上げがすごいわけではないだろうが、
人気曲としては指折りだろう。
ここまでですでに20:00を回っている。
20:00はわりと音だし制限ギリギリだから、終わりかと思った。

Wアンコール

蔦谷好位置にキーボードが交替してのWアンコール
「新しいメンバー」を紹介しますというから誰かと思った

28.【愛すべき今日】
1,2,3,4,のカウントから
レコーディングメンバーによる愛すべき今日だから
とても安定している。
ライブ映えする作品になりそうな感じだ。
【桜の花、舞い上がる道を】や【明日への記憶】みたいな位置づけになりそうだ。
ドラムのリズムは【四月の風】のそれに似ていて、
どこかCANYON風だけど歌詞の内容や歌唱はUNIVERSAL期のそれだ。

29.【ファイティングマン】
わりと急いた【ファイティングマン】
テンポ速めで、歌唱も早口。(時間オーバーを知ってのことか)
「ベイビー、ファイティングマン、おまえがファイティングマン」
あと引きのするエンディング。

カーテンコール
「ローリングストーンズみたいに挨拶しよう」
「蔦谷さんも、細海さんも」
「蔦谷さんがかけつけてくれました」
「あと、くれぐれもレコードを買うように」
(了)

註:“Search And Destroy”はイギリスのパンクバンドthe Stoogesの楽曲。
http://www.youtube.com/watch?v=EDNzQ3CXspU
「探し出してぶっ壊すぜ」という内容が【化ケモノ青年】とも重なる。
実はトラックも似ているところがある。
YouTubeのリンクを張りましたが、確認したくない人もいると思うので、iframeは使用しません。

nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

象子

はじめまして。
歌詞検索していてたどり着きました。
先日の満月を見て日比谷野音に思いを馳せていたので、
記事を読ませていただいて感動が蘇りました。

>最近はTwitterやLINEのような「刹那」ぶり極まるメディアが花盛りで

の部分、共感というか、
Twitterは特にその時の感動を共有するには良いのかも知れませんが、
遡って読み返す事は困難で過ぎていったらそれまでのまさに刹那的、
私は読むのも書くのも長文が好みなので、
ブログの良さを再確認しました。

今はあまり更新されていないとの事ですが、
以前の記事、読ませていただきますね(^-^)
by 象子 (2015-10-31 09:27) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。